
仲間との集団走行を楽しもう
殆どの方は、サイクリングや、レースなどで、集団走行を行ったことが有るのではないでしょうか。
集団走行の目的は、順番に一人ずつ先頭を走行し、風圧の負担を分散することで、走行効率を上げ、集団の速度を一定の高さで維持し続けることです。また、事故を避けることにも繋がります。
Ⅰ 先頭で走行する時は、速度を一定に保ちましょう
先頭の人は、サイクルコンピューターで、速度を確認し、そのスピードの±1Kmの範囲を維持するようにします。
もし、スピードを上げる必要があれば、先頭でしばらく走行した後、徐々に加速するようにします。徐々に加速することで、車間を維持出来、後方の仲間達も疲労せずに済みます。
集団走行の目的は、高い平均スピードを維持し、その負担を均等に分配することにあります。
Ⅱ 先頭交代をしてみよう
先頭の役目を終えたら、安全を確認して、素早く横へ移動し、減速します。交代の意思を伝えるため、横へ移動することで、集団走行をよりスムーズに維持することが出来ます。また、肘で軽く合図することでも、後方の仲間に、交代の意思を伝えることも出来ます。
Ⅲ 突然のダンシングは危険です
先頭走行中は、突然ダンシングしてはいけません。
ダンシングは、シッティングに比べ、若干ケイデンスが落ちるため、同じギア比の場合には、減速することになり、すぐ後ろに仲間が居る場合には、事故に繋がることもあります。
もし、ダンシングをする必要があれば、まず後方確認し、若干ギア比を上げ、スムーズにダンシングに移ると良いでしょう。
Ⅳ 下り坂でペダリングを止めてはいけません
先頭走行中は、下り坂でペダリングを止めてはいけません。
また、スムーズな緩いコーナーでは、コーナーに進入する前に減速し、コーナリング中にブレーキを掛けてはいけません。
後方の仲間は、スリップストリームに入っており、あなたより速いスピードで下っています。そのため、急にペダリングを止めたり、ブレーキを掛けると、高速での急なブレーキングを強いられることになり、ホイールがロックし、事故に繋がる恐れがあります。
Ⅴ 時には休憩も必要です
もし、休憩が必要であれば、役目を終えて下がってくる仲間に、ローテーションに加われないことを告げ、彼を前に入れることで、集団の後方で休憩することが出来ます。
Ⅵ やっぱりコミュニケーションは大切です
コミュニケーションは大切です。もし誰かが、先頭を長時間引き過ぎていたり、また短過ぎたりした場合には、そのことを周りの仲間に知らせる必要があります。
集団が上手く機能していれば、レースでも最後まで生き残る可能性が高くなります。