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GIANT 展示会ですよ その1

2015-09-14

9月上旬に、GIANTの展示会にも行ってきました。

色々と話題はあるんですが・・・

新型TCR、シューズ、ヘルメット、ハンドル、サドル・・・などなど

今回は、シューズをご紹介

今回のシューズは、異様な形状をしているのに驚きます。

ソール部分に『フィン』が付いているんです。

こんなシューズ、今まで見たことありません・・・


ですが、この『フィン』が、かなりの快適性を生み出しているとのことです。

もともと、GIANTは『実際に動いている時に、最も機能を発揮する』ことを理念に様々な製品を開発しています。

このシューズも、『ペダリングパワーの伝達効率』を求めながらも、『自然な足の動き』を可能にするテクノロジーが満載なワケです。

そんな視点でこのシューズを観てみると

一見、異様に見える『フィン』も、優れたテクノロジーの塊なのです。



多くのシューズは、ペダリングのパワーを損なわないために、硬質なカーボン素材がソール部分に使用されています。

そのこと自体は、開発の方向性として問題ないことだと思いますが、

同時に、快適性という面では、硬質なカーボンを用いる為に、本来の足の動きを制限されることになります。


外出時に履いているシューズのカカトを見ると、斜めに削れている人が多いのではないでしょうか?

本来、歩行やジョギングの際、足にチカラが掛かると、踝を支点に足が内反・外反するのが自然なのです。

その為、シューズを使い込んでくるとカカト部分が削れてきます。


一方、ペダリング時には、足は硬質なソールのサイクリングシューズに固定されるため、動きが制限され、それが足へのストレスとなっていきます。

そんなストレスを解決する為には、シューズの中で足が自由に動くよう、締め付けを緩くしないといけないのですが、それでは、パワーの伝達効率が犠牲になります。

究極的には、『しっかりと足をホールド』している状態で、なお且つ、『自由に足が内反・外反することが出来る』、なお且つ『パワーの伝達効率を高める硬質なソール』のシューズ

そんなシューズが求められるワケです。


ですが、現在各メーカーから販売されているシューズは、パワーの伝達効率を求めるばかりで、快適性を犠牲にしているモデルが主流となっています。

SIDI(シディ)のミドルグレードには、カーボン素材を見直し、快適性と効率性を両立したモデルもありますが・・・まぁ、他はほぼ皆無ですね

技術的にも仕方ないと思います・・・


そんな中、今回GIANTから発売される『SURGE(サージ)』は、

『ペダリングパワーを効率よく伝えるための高い剛性』と『圧迫やストレスを軽減するための適度なねじれ柔軟性』という相反する要素を同時に実現する『ExoBeam』※1と『ExoWrap』※2と言う技術を開発し、取り入れたそうです。

これが、あのフィンの正体なんです!!

ペダリング中に、『フィン』が適度にねじれることで、足の自然な動きをサポートしつつ、剛性も確保してくれます。

これによって、今までのクリート位置調整やクリートフロート、ペダル回転では対応出来なかった『カカトの内反・外反』、または『足のアーチ部分の回外・回内』のが可能になるそうです。



サイクリング中、足には常にチカラが掛かり、ストレスも受けるワケですから、それを包み込むシューズは大切ですよね。

サイクリストにとって、シューズは、サドルに並ぶ、重要なアイテムかと思います。

買い替えを検討されている方は、どうでしょう?

選択肢の一つとして検討されてみては


『GIANT』
モデル:SURGE(サージ)
サイズ:39、40、41、41.5、42、42.5、43、43.5、44、44.5、45
価 格:33,000円(税抜)


※1『ExoBeam』
最もライダーのパワーが掛かる足の前部には高い剛性をもたせながらも、中央部は細長いフィン状のソールとし、戦略的にねじれ柔軟性をもたせています。このねじれ柔軟性により、ライダーの自然な動きを引き出し、効率を上げ、足にかかるストレスを軽減します。多くのハイパフォーマンスシューズが、ただ堅いソールに頼っているのに対し、ExoBeamは剛性と柔軟性を適材適所に実装配置することで、総合的に優れた快適性と効率性を実現します。

※2『ExoWrap』
アーチ部分からライダーの足の形に沿って360度包み込むアッパーテクノロジー。引き足時もシューズがずれることがなく、優れたパワー伝達効率と快適性を発揮します。

ニュース写真

 

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