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VR30

FELT

VR30

 

 

178,200(税別)

  • VRシリーズ
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ロードバイクの次なる時代を切り開くマルチロード
ロードサイクリングは進化しました。現代のロードバイクに対するニーズは非常に多様になり、ダートを含むアドベンチャーライドやリラックスしたツーリング、または自転車通勤でもハイパフォーマンスロードを使いたいという声が聞かれるようになりました。そのニーズに応えるために、VRの開発がスタートしました。
VRは、ハイスピードなトップレースとダウンヒルコースのようなオフロード以外であれば、これ1台で全てのライディングに対応します。広いタイヤクリアランスを確保しているため、ブロックタイヤを装備することでオフロードにも対応します。ペダリングの反応性に必要な横剛性はレーシングバイクと同等レベルまで高めて設計しているので、23Cタイヤを装着しハンドルを下げればレースにも対応します。
もちろん剛性と柔軟性のバランスは失っていません。新形状のシートステーが垂直方向の柔軟性を飛躍的に高め、振動吸収性と路面追従性を獲得。そしてFELTロードらしい加速性と反応性がVRの特長です。VRがロードサイクリングの限界を破り、ライダー自身の限界も破るサポートをします。冒険へのパスポートの完成です。

 

GEOMETRY
FELTの経験が活きるマルチロードジオメトリー

VRはZから引き継いだエンデュランスロードジオメトリーを基本としています。わずかに寝かせたヘッドアングルとロングホイールベースにより、ロードレーサーに特有のふらつきやすさを解消し安定性を向上。FELTが長年培ってきた設計により、ロードバイクらしいキビキビとした反応性は失っていません。
ダートや通勤での使用も想定したVRは、スタックハイトが高くなり、より上体の起きたアップライトポジションに変更。操作性を高め視界を広く、バッグを背負ってのライディングにもフィットします。あらゆるライディングシーンでパフォーマンスを発揮するマルチロードジオメトリーです。

 

COMPLIANCE
ディスクブレーキ化により完成したシートステースプリング

VRはディスクブレーキ化に伴い、全く新しいシートステー形状を採用しています。
応力分析の結果、シートステーブリッジは剛性に全く貢献しておらず、振動の吸収を妨げていることが分かりました。そこでエンジニアはブリッジを廃したシートステーのデザインをスタートしました。
解析の結果、シートステーとシートチューブの厚い接合部は今まで考えていた以上に快適性に影響を与えていることが判明。シートステーのシートチューブとの接触点を最小限のものとし、トップチューブと一体化したデザインを採用しています。
新形状によりフレーム全体の垂直方向の柔軟性は12%向上。リアステーはまるでスプリングのようにトップチューブを中心にしてリアエンドの動きを作り出します。ダートでも路面にしっかりグリップしパワーを逃さず、抜群の振動吸収性がライダーのパフォーマンスを高めます。

 

TIRE CLEARANCE
多様なライディングシーンに変幻自在に対応

多くのライディングシーンを想定したVRには広いタイヤクリアランスを確保しています。チェーンステーのタイヤクリアランス幅は約42mm。これはタイヤの両側に6mmずつのクリアランスを必要とする国際標準化機構(ISO)の基準に則ると、30mmのタイヤ幅まで対応することになります。安全を確認した上で実際に装着可能なタイヤ幅の上限は35mmが目安です。
広いタイヤクリアランスで高い汎用性を持つVRですが、ロードレーシングタイヤを装着した際もタイヤの性能をスポイルしない「ロードバイク」としてのスピード性能が特長です。
23Cタイヤを装着すればレーシーに、35Cタイヤを装着すれば荒れた路面や街中の段差の振動を吸収しどこまでも走り続けることが可能です。

 

SUPER COMPACT GEAR
ギアレシオ1:1を実現

フロントクランクに従来のコンパクトギア(最小ギア34t)よりもさらに小さい30tをスペック。山岳ツーリングで用いられるランドナーに近い仕様です。
トップギアは6%狭くなる一方、ローギアは11%ギア比を拡大。20%を超える急坂でも楽に登れる回転数を維持できます。
一方、トップギアではケイデンス90で時速48kmまで出せるので、ホビーレースでは十分な高速域をカバーします。
どんな登りにも対応できて、ハイスピードレンジもカバーする理想のアドベンチャーギアです。

 

DISC BRAKES
天候も路面も選ばない新しいスタンダード

ディスクブレーキはロードバイクの新しいスタンダードです。より高いストッピングパワーとコントロール性能、そして安定したパフォーマンスを発揮します。
フレーム側の規格はフラットマウントを採用。ブレーキキャリパーは油圧式、もしくは対向ピストン方式の機械式ディスクブレーキを採用しているため、ドロップハンドル用ブレーキレバーでも軽い引きを実現しています。チェーンステーのリアエンド付近は前後方向に扁平させディスクブレーキのストッピングパワーを受け止めます。扁平部は最小限にすることで、垂直方向の柔軟性の低下を防いでいます。

 

THRU-AXLES
ディスクブレーキの性能を引き出し、悪路走破性にも貢献

VRにはMTBで信頼性が証明されているスルーアクスルを取り入れています。サイズは前後共に軽量な12mmスルー。従来のクイックリリースで付き物だったハブアクスルのズレを防ぎ、ディスクローターとブレーキパッドの接触や変速の狂いも解消。スルーアクスルの構造的にフレーム全体の剛性は飛躍的に高まり、パワー伝達性能と、悪路での安定感が向上しています。(※VR50、VR60のみQR仕様です。)

 

WEIGHT
ロードバイクのスピード性能を保証する軽量性

タイヤクリアランスが広くなりオフロードにも対応するVRですが、ロードバイクに不可欠な軽量性は失っていません。走行性能と軽量性を両立させるために解析を重ねた新しいフレーム形状により、ヒルクライムにおいてもFELTロードらしい軽快な走行感は失っていません。

 

INTEGRATION
さらにVRのライディングを快適にするインテグレーション

多様なライディングシーンに対応するため、VRはアクセサリーをスマートに装着するための工夫が施されています。
トップチューブにはストレージボックスを装着するためのアイレットを装備。ボトルケージと同じ規格のアイレットで、市販の多くのストレージを装着可能です。
全天候に対応するVRには、専用フェンダー(2016年8月時点では未発売)を装着するためのアイレットも装備されています。加工をせずにシームレスにフェンダーが装着できるようになりました。
アルミフレームの540mmサイズ以上には、ダウンチューブに2箇所のボトルケージアイレットを備え、合わせて3つのボトルもしくはツールボトルを携行可能です。

 

 

FELT STORY

"To design, develop and deliver the best bicycles in the world."

ジム=フェルトはモーターサイクルのメカニックで、ホンダ・ヤマハ・カワサキなどのために仕事をしており、トレーニングとしてトライアストンにも取り組んでいました。モーターサイクル業界にいるジムにとって満足できるトライアスロン用のバイクは当時なく、ジムは自分でフレームを試作していました。制作にあたり、空気抵抗の削減とライダーのポジションの最適化を重視したジムは、幾度も風洞実験を重ねてバイクのデザインを練り上げました。

そのバイクの噂はEASTON社に伝わり、フレームチューブの開発を任されるようになりました。独自の理論でアルミ素材のブレンドから成形までを手掛けたチューブは、GT・トレック・スペシャライズドなど名だたるブランドに採用されました。同時にアイアンマン世界チャンピオンのポーラ=ニュービーフレジャーのためのバイクを製作するプロジェクトも進め、開発したバイクでポーラは4度目のアイアンマン世界チャンピオンになりました。

最初のトライアスロンバイクを作ってから10年後に、ジムは自転車産業界に広く顔の利くビル=ドーリング、欧州市場のディストリビュータとして活躍していたマイケル=ミュルマンらと、ドイツでFELT社を設立し共同経営に乗り出しました。そして、独自の理論によりアスリートの能力を極限まで引き出すフレームを開発し、ツール=ド=フランス、世界選手権、五輪、アイアンマンで数多くの勝利を獲得したFELTは、世界で最も尊敬されるレーシングブランドの一つになりました。

”To design, develop and deliver the best bicycles in the world.”という言葉は、会社を大きくすることなどではなく、実直により良い製品づくりを目指す3人の共通した思いを表しています。近年では、他社が追随するカーボンフレームの新しい成型方法をいくつも導入し、ブランドのルーツでもあるエアロダイナミクスにおいては世界トップの製品を常に送り出し、さらなる進化を続けています。

FELTの限界への挑戦は決して終わることがありません。

 

 

FAST,LIGHT,SMOOTH

この3つの要素はFELTが開発するフレームに求める永遠のテーマです。それぞれの要素は相互に関係しながら成り立っており、1つの要素が増強しても減退してもバランスが崩れ総合力を発揮できません。軽さだけを追求すると剛性が低下し速さが犠牲になります。速さのみを追求し剛性を高めれば快適性が犠牲になります。FELTのすべての製品開発に共通するのがこの3つのバランスなのです。

 

FELTのフレームはそれぞれのサイズで乗り味が異なるという事実

通常、同じ素材でフレーㇺを作った場合、小さいサイズは硬く、大きいサイズは柔らかくなります。しかもライダーの体格やパワーによって求められる剛性は全く変わってきます。

FELTではパワーが低く小柄なライダーと、パワーが高くフレームへの負荷が大きい大柄なライダー、それぞれに最適な剛性とライドフィールを求めて、フレームサイズごとにチューニングを施しています。

チューニングはエントリーのアルミバイクからハイエンドバイクまですべてのバイクで施されており、パイプの厚み、バテッドの箇所、テーパー加工の角度、接合面積、カーボン素材のブレンド、繊維を重ねる角度、そしてジオメトリーなど多岐にわたります。

時間とコストはかかりますが、"FAST,LIGHT,SMOOTH"なバイクを市場に送り出すためにFELTバイクに欠かせないチューニングです。

 

デザインプロセスのスタート

FELTのバイクは長い年月をかけて幾度の試行錯誤を重ねて開発されます。高性能なバイクを可能な限り多くのライダーに提供する為のFELT独自のデザインプロセスです。

まず、開発を始める前にエンジニア、プロダクトマネージャー、そしてサポートライダーら、各分野のエキスパートが、それぞれ自らの理念をぶつけ合います。このオープンディスカッションこそが重要なもので、新モデル開発のコアを決定づけることになります。目指すものが明確になることで、デザインプロセスはスタートします。

 

最新のコンピューターソフトウェアを駆使した設計と開発

新しいバイクはバーチャルの世界でまず息を吹き込まれます。CADを用いコンピューター状に描いた3Dのフレームにすべてのコンポーネントを組み込み、完成車としてみた各部の機能性や耐久性を幾度もチェックします。

そして、FEA(有限要素解析法)、CFD(数値流体力学)などの最先端のコンピューターソフトウェアを駆使し、チューブ径や形状、厚さのデータを何百時間も費やして解析します。剛性や快適性、路面追従性、そしてエアロダイナミクスなど求めるライドクオリティーを実現するまで何百回もフレーム形状が見直されます。ここにFELTが積み重ねてきた経験が活かされます。

やっと完成したデザインを、今度はFDMと呼ばれる3Dプリンターで現実に形にします。この3Dプロトタイプはウインドトンネルに持ち込まれ、数えきれない回数のテストと微調整を繰り返します。エンジニアチームが完全に満足する性能を実現して初めて、カーボンモールドマシーンは始動します。

 

FELTファクトリーラボとウインドトンネルでのプロトタイプ解析

カーボンモールドが完成すると様々なカーボンブレンドとレイアップによるプロトタイプ製作が始まります。そしてFELT開発オフィスにあるファクトリーラボにて専用の試験機を使って剛性や路面追従性をチェックし、プロトタイプへのフィードバックを繰り返します。カーボンマテリアルのブレンドやレイアップは非常に繊細な作業ですが、剛性、耐衝撃性、路面追従性、ライドクオリティーを決定づける重要なプロセスです。

同時にエンジニアチームは完成車になったプロトタイプをウインドトンネルにも持ち込み、フレーム形状の改良を加えていきます。FELTにとってウインドトンネルは、完成したバイクの性能を確かめたり、マーケティングの道具として利用する場ではありません。ウインドトンネルはFELTにとって新しいバイクを熟成させる、開発に絶対不可欠なものです。

 

品質と安全性へのこだわり

FELT社ではCPSC(アメリカ消費者製品安全委員会)が求める数値を大きく上回る社内規格を設けています。強度、剛性、制度、表面処理。ファクトリーラボでは、厳密な安全試験が日々繰り返し行われています。コンピューター上での趣味レーション、プロライダーによるテストライド、そしてファクトリーラボでの安全試験。これら全てをクリアした製品だけが市場に出ることを許されます。

 

FELTデザインの哲学

プロトタイプをテストライドするのはプロライダーだけではありません。FELTのスタッフは一人一人が熱狂的なサイクリストであり、一人のサイクリストとして自社のバイクを厳しい目でチェックします。目指すところは、全ての製品にFELTらしい最高のライドフィールを与えることです。

最終段階で開発チームとプロライダーが納得しなければ市販化されることはありません。簡単に開発し、それなりの価格で市販することは出来ますが、それはFELTの選択すべき道ではないのです。

時間はかかっても、より良いバイクだけを生産していくことが、FELTのデザインを貫く信条です。

 

 

フレームの魔術師の理想を体現

ジム=フェルトは、イーストン社においてアルミパイプの開発を手掛け、数多くの名作パイプを生み出しました。『フレームの魔術師』と呼ばれる彼が、30年間に渡り追求してきた理想を具現化したアルミフレームが、FELT Custom Butted Alloy シリーズです。

アルミパイプの素材からチュービングまで100%自社で設計を行い、ジム=フェルトが求める”FAST,LIGHT,SMOOTH”のバランスを実現しています。

 

フレームサイズごとのチューニング

同じアルミパイプでフレームを作った場合、小さなサイズは硬く、大きなサイズは柔らかくなります。これはライダーの体重から必要とされることと正反対です。FELTでは、トップチューブとダウンチューブの接合箇所、ヘッドチューブのテーパー角度、ダウンチューブのトップチューブのバテッド箇所、シートステーの厚みなど、多岐にわたるチューニングをサイズごとに施しています。

 

理想のパワー伝達力

カーボンフレーム同様、FEAによりフレームのしなりをコンピューターで解析。ペダルを踏んだパワーを、最大限ホイールの回転につなげます。プロ選手の入力にも十分耐える剛性を持ち、特にクリテリウムやサーキットエンデユーロなどの高速レースに最適です。

 

疲労を抑える快適性

ただ硬くて軽量なフレームを設計することはある意味簡単です。そこに疲労を軽減する振動吸収性を持たせるために、ジム=フェルトの長年にわたる経験が活きてきます。100kmを超えるライディングにおいても、路面からの衝撃をしなやかに吸収し、最後のスプリントの瞬間まで高い集中力を維持できます。

 

 

ミドルグレードカーボン

UHC Advanced

20%の軽量化を実現したミドルグレード

UHC Advancedは、UHC Performanceに主に60tのハイモジュラスカーボンを加えることで、より軽く、高強度を実現したカーボンフレーム。特にチューブのクロスセッションに使うカーボンシートの枚数を削減。カーボンシートの弱点である屈曲が最小限になることで強度と耐久性が向上しています。ハイモジュラスカーボンを加えることで、UHC Performanceより平均20%軽量になり、入力への反応性も大幅に向上。UHC Performanceからさらにレーシーなフレームへと進化させています。

 

SuperLite Custom Butted 6061Alloy
新形状を実現するためのハイドロフォーミングを行うにあたって、加工性の高い6061アルミを採用しています。

 

Model VR30
Price 178,200円(税抜)
Size 430、470、510、540、560
Color マットシアン、マットネイビー
Weight 9.68kg
Frame FLite Custom バテッド6061アルミニウム、BB386、12 x 142mm Syntaceスタイルスルーアクスル、フラットマウントディスク、internal cable routing(機械式専用)
Fork UHC Advanced カーボン、カーボンコラム、フラットマウントディスク、12 x 100mm Maxle
Headset 【430 - 470】FSA IS-21 インテグレーテッド、1.125"、【510 - 560】FSA NO.38/42、1.125" - 1.5"
Stem Felt VR OS SuperLite
Handlebar Felt VR OS SuperLite Road VariableShape、Ø31.8mm
Shifters Shimano RS505 油圧式
Front Derailleur Shimano 105 バンド式、Ø34.9mm
Rear Derailleur Shimano 105 ロングケージ
Crankset FSA Omega Adventure BB386 EVO
Chainwheel FSA 46/30T
Bottom Bracket FSA PF30
Cassette Shimano 11スピード、11-32T
Brake Levers Shimano 105
Front Brake Shimano RS505 油圧式ディスク Shimano Ice-Tech 160mm ローター
Rear Brake Shimano RS505 油圧式ディスク Shimano Ice-Tech 140mm ローター
Saddle Prologo Kappa Space
Seat Post Felt VR UHC Performance カーボン、Ø27.2mm、330mm
Seat Post Clamp Felt シングルボルト、Ø30.6mm
Rims / Wheelset VR19 ディスク (チューブレスレディ)、19mmワイド (内幅)
Front Hub RSL3 ディスク、12mm スルーアクスル、シールドベアリング、28H、センターロック
Rear Hub RSL3 ディスク、12mm スルーアクスル、シールドカートリッジベアリング 、28H、11スピード、センターロック
Spokes 2.0mm ステンレス
Tires Vittoria Zaffiro Folding、700cx28c
Size 430 470 510 540 560
Head Tube Angle 70.3° 71.3° 72.0° 72.5° 72.5°
Seat Tube Angle 75.3° 74.7° 74.5° 74.0° 74.0°
Top Tube Horizontal 495 510 525 545 563
Top Tube (C-C) 479 494 506 524 540
Head Tube Length 115 130 145 165 185
Seat Tube Length 410 430 450 480 500
BB Drop 72 72 70 70 70
Rear Centre 412 412 415 415 415
Front Centre 576 580 583 595 608
Wheel Base 977 981 989 1000 1013
Stand Over Height 665 687 708 737 757
Fork Length 380 380 380 380 380
Fork Offset 52 52 50 50 50
Reach 355 363 369 379 386
Stack 521 539 555 576 595
適応身長(cm) 145〜155 150〜165 160〜175 170〜185 180〜190
size

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