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ANCHOR
RS9 ELITE
バイクが前に進む力を最大限に活かす、さらなるタイムアップのためのレーシングロード
¥ 520,000(税込)
- 商品説明
- PROFORMAT
- テクノロジー
- ULTEGRA
- サイズ
選手が求める感覚的な性能を、ブリヂストン中央研究所との共同研究で的確に数値化し、新カーボン素材とともに実現した最新レーシングロード、RS9 ELITE。「進む性能を最大化する」をキーワードに、踏み込んだ力を確実に推進力へと変える、計算し尽くされた剛性バランスとさらなる軽さを確保した、日本のロードバイク技術の粋を尽くしたレーシングロードモデル。コンポにはシマノ・アルテグラを採用し、極限の状況でも確かな操作性を提供する。
PROFORMAT~ブリヂストン中央研究所と共同開発した新思想
推進力最大化解析技術(Propulsive Force Maximization Analysis Technology)
アンカーはこれまで長きにわたり、走りを数値化し、フレーム作りに フィードバックすることを命題としてきた。自転車というプラットフォームの中に無数にある、わからないことを一つ一つ理解する。これを数多く繰り返し、理想とする走りを追い求めてきたのだ。自転車の開発というのは、とても小さな変化を見つめていく作業である。しかし、その小さな変化を評価するのは、あくまで乗り手の感覚。経験を多く積んだ開発陣であっても、テストライダーの感覚を言葉にした評価を数字に変換し、次のプロトタイプの設計効果を推測するしかない。これまでの自転車開発の多くには、このような経験値や推測、感覚や言葉という、言わばあいまいな評価に頼る手法が取られてきた。その自転車開発の研究手法を一つ上のレベルに上げたのが、アンカーとブリヂストン中央研究所が共同で創り上げた推進力最大化解析技術『PROFORMAT』だ。自転車の推進力、すなわちペダルを漕いだときのエネルギー効率を最大に高めるため、フレーム各部の細かな変化や変形を数値データとして拾い上げる。そこから生まれた設計理論を、実際のフレームとしての感覚へ戻す。PROFORMATとは、この解析プロセスすべてを総称する、最新のフレーム開発システムの一部である。
フレーム造りで目指すのは一つ、 最適化
ブリヂストン中央研究所とは、(株)ブリヂストンの研究部門。社の主な製品である自動車用タイヤをはじめとするさまざまな製品の開発研究を行っている。なかでも専門である分析と計測、そして予測解析(シミュレーション)には数多くの実績とノウハウを重ねてきている。このアンカーとブリヂストン中央研究所との共同研究により、自転車選手が感覚として感じている『求められる性能』を、これまで以上に正確に解析、数値化することが可能となった。バイクにかかる応力だけでなく、伝達効率、素材、空力、形状、寸法、人、強度、剛性、重量などをトータルで考慮し、人が自転車に乗ったときの感覚を精緻に数値化する。こうした総合的なシミュレーションを行い、“レースで勝つ”、“長く快適に乗る”といった目的別に、フレームの最適化を目指しているのだ。
ライダーを含めた細かな走り分析と予測
2013年のあるプロトタイプのインプレ試験にて、開発チームは選手からこんな意見を聞いた。
「"後輪を引きずる感じがする"と言うんです。ひどいときは"パンクしてるように感じる"とまで。なぜだろう? これは一体どういう現象なんだろう? もしかすると後輪のブレに関連するのでは? というところから始まったんです」
そこで開発陣は、後輪の舵角がなんらかの要因で進むべき方向とは違う方向に向いているのでは、 という仮説を立てた。そしてその仮説の証明のため、ブリヂストン中央研究所が持つ専門的な解析技術の応用を思い立つ。研究所の持つ最新の解析ノウハウは、ライダー乗車時にもフレーム各部の細かな分析を可能とし、その結果仮説通りのフレーム変形が見られた。さらに、その無駄な変形を抑えるよう予測シミュレーションした設計データを応用すると、実際のペダリング時にも後輪の舵角変化が少ないフレームが生まれた。「選手が言ったことは、やっぱり当たっているんです。それを設計陣でもわかりやすい物理現象に置き換えるのが、PROFORMATです」。
走りを数字に、数字を走りに、より正確に
PROFORMATを使っての研究結果を初めて応用したのが、ロードレーシングフレーム、カーボンモデルのRS9であり、アルミモデルのRS6だ。レースという極限の状況においても、バイクの推進力を可能な限り高めたことで、ライダーへの疲労を軽減し、速くする。
一方で、ロングライド用には疲れずに進む、という要素が重要になる。推進力を高める=人のエネルギー効率のロスを下げる、となるとむやみに剛性を高めるのではなく、しならせつつ疲労を軽減する。これがカーボンモデルRL9、アルミモデルRL6の設計思想だ。
こういった目的に応じたフレーム性能の最適化を、フレーム素材の選択や厚みの決定に至るまでシミュレーションし設計、その実車をさらに計測し証明できるPROFORMAT。アンカーがフレーム設計の根底としてきた『走りを数字にし、数字を走りに戻す』手法を、より科学的に、次のレベルへと引き上げた開発システムだ。アンカーの自転車造りは、PROFORMATと共にさらなる進化を遂げる。
PROFORMATが生んだ、アンカー史上最も軽く最も「進む」レースフレーム
推進力を最大に高めるフレーム設計
アンカーはレーシングバイクである。そのコンセプトを忠実に再現するモデルが、アンカーの最高峰ロードレーシングモデル、RS9である。RS9はその開発の軌跡も、これまでのモデルとは大幅に異なっている。RS9開発の根底にあるのは、PROFORMAT〈プロフォーマット〉の目的、すなわち推進力を最大に高めることだ。剛性バランスや軽さ、素材の見直しなどさまざまなアプローチから推進力を得るという命題に取り組んだ。そして生まれたのが、推進力の高さにこだわったRS9である。その性能の中でも特徴的なのは、後輪の舵角変化の少なさだ。
後輪の舵角変化を最小限に抑えた
ペダルを踏んだとき、人からの入力はペダルを介してBBに伝わる。このとき、BBの位置は、車体中心に対して変化する。この変化の具合を乗り手はいわゆる「ウィップ」であったり「硬さ」として感じるものなのだが、さらにドライブ側のチェーンテンションも加わり、これが結果として「進もうとする方向に対して後輪の方向が微妙にずれ」、それが「進まない」という感覚を乗り手に感じさせることになる。単純に剛性を高めてそれを解決するのも一つだが、「過剰な硬さ」は性能や乗りやすさを損ねるもの。そうではなく、ペダリングの力を無駄なく進むべき方向へと伝える、すなわち車体の推進力を最大化する。それが新しい(RS8を含まない)RSシリーズのコンセプトだ。
新カーボン素材の高弾性率とさらなる軽さ
RS9の全体設計に関わる大きなポイントは2つある。まず1つめが前三角を高剛性化し、BBのフレを的確に抑制したこと。そして2つめが、後三角の剛性を適正にし、BBのフレを後輪に伝えないことである。前後剛性のバランスを適度なしなりの要素とを組み合わせたことで「進む」車体を実現させた。
その設計思想に加え、素材であるカーボンも、日々進化し続けるその性能における新時代ともなる新たな素材を使用する。RS9に採用されたウルトラハイモジュラスカーボン素材は、これまでのハイエンドモデル群に使用していたカーボン素材に比べ、1.5倍以上の弾性率を持つ。これはすなわち、より少ないカーボンシートの積層、素材の量で、理想の剛性、強度と性能を得られるということだ。こういった数々の積み重ねで、一定の条件下で従来品と比べ8秒間で4cm、推進距離を伸ばせた。
ワイヤリングの角度まで細かく検証
細かな部位にもアンカーならではの細かな配慮が施されている。軽量化のためにヘッドセットの下部と一体化されたフォーク。理想的な剛性としなりのバランスをとるリアのループエンド形状。さらにはこれら前後エンド部まで、カーボンにて精密に一体成形され、重量を可能な限りまでそぎ落としている。フレーム内蔵のワイヤリングが入る角度も、細かな計算と繰り返した試作の基に決定された。
完全なロードレーシングマシン
ブリヂストン アンカー サイクリングチームの選手は、自身が乗るRS9について、こう言う。
「登り坂で、その軽さと圧倒的な剛性感で、ひと踏みごとに確かに前に進んでいきます。展開の厳しいレースでも、スタミナを消耗させることなく、後半に脚を残して勝負できます。ありとあらゆる状況に対応できる、これは完全なロードレーシングマシンです」
このPROFORMATが作り上げたレーシングフレーム、RS9は、2016年の全日本選手権で1、2位を飾る劇的な勝利を成し遂げた。推進力を最大限にまで高めるという、基本に忠実な設計思想の実証である。感覚を数値化し、そこから具現化するというアンカーの技術力が、全日本チャンピオンという結果を導いた。アンカーはRS9、RS6の性能で、あらゆるレーサーの底力を上げてみせる。
Price | 520,000円(税込) |
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Size | 430-460-490-520-550mm |
Frame | PROFORMAT 3Pieces UHM-Carbon インテグラルヘッド Pressfit BB |
Fork | UHM-Carbon カーボンコラム+アルミインサートクラウンレース一体成型 |
Headset | TANGE IS47LT ダイレクトインタイプ 上1-1/8 下1-1/4 |
Seat Post Clamp | φ34.9 バンド式 |
Handlebar | DEDA ZERO1 φ31.7 BLACK | Stem | DEDA ZERO2 BLACK |
Saddle | ANCHOR RACING M-BLACK |
Seatpost | DEDA RSX02 φ31.6X350L |
Tires | BRIDGESTONE EXTENZA R1X 700×23C |
Wheels | SHIMANO WH-RS11 | Front Derailleur | SHIMANO ULTEGRA FD-6800 直付けタイプ |
Rear Derailleur | SHIMANO ULTEGRA RD-6800-SS |
Cassette | SHIMANO ULTEGRA CS-6800 11S 12-25T |
Crankset | SHIMANO ULTEGRA FC-6800 52-36T |
Bottom Bracket | SHIMANO ULTEGRA SM-BB72-41B |
Chain | SHIMANO CN-HG701-11 |
Pedal | なし | Brake Calipers | SHIMANO ULTEGRA BR-6800 |
Shifters | SHIMANO ULTEGRA ST-6800 |
Weight | フレームセット 1350g(490mm) |
7.2kg(490mm)ペダルなし |
Size | 430 | 460 | 490 | 520 | 550 |
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Top Tube Horizontal | 505 | 520 | 535 | 550 | 565 |
Head Tube Length | 100 | 110 | 120 | 140 | 160 |
Head Tube Angle | 71.45° | 72.00° | 72.30° | 73.00° | 73.00° |
Seat Tube Angle | 75.00° | 74.30° | 74.15° | 73.45° | 73.00° |
Fork Offset | 50 | 50 | 47.5 | 45 | 45 |
Front Centre | 570 | 579 | 584 | 588 | 595 |
Rear Centre | 405 | 405 | 405 | 410 | 410 |
BB Drop | 68 | 68 | 70 | 70 | 70 |
Wheel Base | 967 | 974 | 979 | 987 | 990 |
Standover Height | 672 | 697 | 720 | 748 | 774 |
Stack | 499 | 509 | 523 | 545 | 564 |
Reach | 371 | 379 | 387 | 391 | 393 |
適応身長(cm) | 150~160 | 158~170 | 165~176 | 172~183 | 179~188 |